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何歳まで小児矯正ができますか?

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子供の矯正治療には年齢制限があります。それは大人の矯正治療との大きな違いです。ただ、具体的に何歳から何歳まで受けられるのかは、あまり知られていないようです。今回はそんな小児矯正を受ける年齢について詳しく解説します。

 

▼1期治療と2期治療で適した年齢が変わる?

 

小児矯正の年齢制限について考える上で、まず理解しておかなければならないのが「

1期治療」と「2期治療」の違いです。小児矯正は成人矯正と異なり、2つの期間に大きく分けることができ、それぞれで適した年齢が変わります。

 

▼1期治療は12歳くらいまで

 

1期治療とは、ビムラー矯正やインビザライン・ファーストなどが適応される期間で、6~12歳くらいに行うのが一般的です。顎の骨が発育する力をしっかりと活用したいため、このような年齢設定となっています。ただし、歯や顎の発育には個人差が大きく、年齢はあくまで目安でしかない点にご注意ください。成長が早いお子様の場合は、10歳や11歳で1期治療が難しくなることもあります。逆に成長が遅いお子様の場合は、13歳や14歳になっても1期治療を適応できることもあります。

 

▼2期治療は12歳以降

 

2期治療とは、歯並びの乱れを細かく調整する歯列矯正であり、“何歳まで”という制限はありません。成人矯正と同じで“何歳になっても”始めることができます。ただ、1期治療の適応年齢を過ぎている必要はあります。つまり、2期治療は顎の骨の発育も終わりに近づく12歳以降に始めるケースが多いといえます。

 

▼上の顎骨の異常は早期治療が必要?

 

子供の歯並び・噛み合わせの異常で注意しなければならないものとして、骨格性の下顎前突(かがくぜんとつ)が挙げられます。とくに上の顎の発育が遅れていて、相対的に下の顎が出てしまっているケースは、6歳以降から治療を始めたのでは手遅れとなることもあるためご注意ください。

 

▼子供の矯正相談は早めに受けましょう

 

矯正歯科では始めにカウンセリングや矯正相談の場を設けています。文字通り“相談”の段階なので、カウンセリングを受けたからといって治療を必ず受けなければならないということにはなりませんのでご安心ください。そもそも小児矯正が不要と診断される可能性も十分にあります。ただ、小児矯正の必要性も含め、お子様の歯並び・噛み合わせの状態を正確に把握するためにも、気になる症状が認められた時点で矯正医に相談することをおすすめします。

 

▼まとめ

 

今回は、小児矯正の年齢制限について解説しました。小児矯正の1期治療は12歳くらいまで、2期治療は12歳以降といった具合に、大まかな目安を提示することはできますが、実際は個別のケースで判断することになります。重要なのはお子様のお口の中の状態ですので、何か気になる症状が現れたら広島県呉市のうえはら歯科医院までご相談ください。まずは精密に検査いたします。

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